AIを使いこなすには

AIを使いこなすために必要なこと

最近ではAIという言葉をよく耳にするようになりました。
AIとは「人工知能」のことですが、ちょっと前だとSF映画に出てくる高度な知能や自我を持つロボットやコンピューターに「人工知能」のイメージがあったかもしれません。

しかし実際にAIとは、脳を使わなくてもできること全般を指します。
つまり、プログラミングされたコンピューターで情報伝達や仕事ができること全てをAI技術と言って差し支えないわけです。
とても身近な技術になっており、今ではAI抜きでは効率的な仕事はできないと言えるでしょう。

では、AIを使いこなすためにはどんなスキルが必要なのでしょか?
ポイントになるのは、「使う」ことで「作る」ことではないということです。

というのも、AIを作ろうと思う場合、プログラミングの知識やスキルはもちろん、時間をかけて様々なことを学び習得していかなければなりません。
しかし、そうしたスキル習得はだれでもできる簡単なものではありませんし、向き不向きや好き嫌いがあります。
自分自身、プログラミングに興味があったので少し勉強してみましたが、どうも向いていないようで全然好きになれませんでした。

というわけで、大切なのはAIを「作る」ことではなく「使う」スキルになります。
そのためにはAIが何なのか、AIやAI用語に関する基本的な知識、AIでできることの事例、AIでできることの可能性(将来性)への正しい理解などがなくてはなりません。
もっと端的に言えば、SF小説を書こうと思う場合には空想や想像で考えるスキルが求められますが、AIを使いこなすためには事実に基づいて現実的な考え方をするスキルが不可欠です。
そのためにもAIについてしっかりと勉強することが求められます。

AIを活用するシーン

AIを効果的に活用するためには、実社会やビジネスにおいて何が求められているのかを把握することが重要になります。
例えば小売業を営む場合、大切なのはお客さんが求める物を仕入れて売ることです。
数ある商品の中から人気のあるものはどれか、類似品の中からお客さんが本当に求めている物は何かをできるだけ早く把握することが大切です。
そのようなシーンにおいても、AIを活用することができます。
膨大な情報や統計をAIに学習させ、お客さんの要望に合ったものを予測したり検索できるようにするならば効率的な小売を行い、利益を上げることができます。

小売業でAIを活用するのは、ほんの一例にすぎません。
これからの時代は至る分野でAIが活用されるので、自分が関係する分野にどうやってAI技術を導入できるのかを考えることこそ、最も大切な考え方になります。